2010年03月31日

ホームレスのおじさんがはねられてた

今朝、自転車で千日前を走っていたら、交通事故を見た。

いや、事故そのものは見てないんだけど、大通りの交差点の歩道を渡ろうと、信号を待ってたら、横断歩道の途中、中央分離帯のところに、ホームレスのおじさんが寝そべってる。
道路越しに見てると、その脇で、中年の女性がしゃがんで電話をしている。
よく見ると、交差点内には自動車が1台停まってて、その前に飲み物の空き缶がいっぱい散乱している。
そこまで気付いて、やっと、あ、交通事故があったのじゃないかと思った。
おそらく、空き缶をビニール袋いっぱいに背負って横断歩道を歩いていたホームレスのおじさんを、その女性の運転する自動車がはねたのじゃないか。

横断歩道を渡り、近づいて見ると、おじさんの頭には血がべったりと付いていた。
ただ、それほどの出血ではなく、意識もはっきりしているようだった。
「だいじょうぶですか?」と声をかけると、女性はうろたえながら、おろおろと短く事情を説明した。
信号は赤に変わっていたのに渡ろうとしていたホームレスのおじさんと接触してしまったそうだ。
「誰も助けてくれなくて・・・」と、泣きそうに言った。
すでに救急車は呼んだそうだ。
起き上がろうとするおじさんを、「動かない方がいい」と寝かせたりしながら、救急車の到着を待っていると、バイクで信号待ちをしてたおじさんが、僕らを見てたんだろう、バイクに乗ったまま、「傷口を上に向けて傷口押さえて動かすな!」と叫んだ。
叫んで、ブーンと行った。
女性が車の中から、タオルや、座布団を持ってきて、おじさんを安静にした。
間もなく、パトカーと救急車がやってきた。

で、まあもう大丈夫だろうと、僕はその場を去ったんだが、しかし、事故の瞬間も見ず、人だかりもなく、パトカーや救急車も来ていないと、交通事故現場というのは、すぐにそれとは気付かないものだなあと思った。
誰も助けてくれなかったのは、誰も気づかなかったのかもしれないなと思った。
(いやでも、まあまあ人通りはあったし、事故の瞬間を見た人もいただろうになあ。)
まあ、僕にしても、初め中央分離帯で人が寝転んでるのを見ても、ホームレスが寝そべっているとしか思わなかった。

大阪のミナミなんかは、特に真夜中は、そこら中にホームレス(や酔っ払いも)が寝そべっているので、もうみんな見慣れてしまっているから、全然不審に思わなくなってる。
以前、夏の真夜中に商店街を歩いているとき、路地の脇にうつぶせに倒れてる人がいて、その人の足が足の付け根からブツ切れて転がっているのを見つけて、思いっきりのけぞったことがあるが、ただ義足のホームレスのおっちゃんが段ボールの上で寝るのに暑かったのかなんなのか義足を外して寝ていただけだった。
ちょっとの間ドキドキが止まらないくらいびっくりした。
紛らわしい寝方はやめてもらいたいものだ。
「もうこんどからは騙されないぞ」と思うが、でもそんなことを思ってたら、ほんとの事故や事件を見過ごしてしまうようになるかもなあ。
posted by うえだいっけん at 04:42| 大阪 | 日常 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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