2009年05月10日

「泊、」

「泊」、台本.jpg

制作サイドから、「ちょっとは宣伝してください」と叱られる。
スクエアの間近の公演、「泊、」のことだ。

本番前に作品について語るのは、うわずったことを口走りがちで、大変苦手なんだけど、ちょっと宣伝することにします。

スクエアのサイトの過去の公演のページ
http://www001.upp.so-net.ne.jp/emuemu/kako_index.htm
見てもらったらわかるように、この作品は第3回公演と第9回公演でやった作品だ。
それぞれ、11年前と8年前。

11年前は、こんなことを書いてます。

「むつかしく言うなら、ただの偏った人間である教師達の、その人間性と仕事で請け負うものとのギャップをコメディにしたかった。実を言うなら、僕らが学生時代に観察していた、いろんな変なセンセイ達をおかしがりたかった。スクエアのコメディで『先生は避けて通れない』そう思ってた」

8年前は、チラシにこんなことを書いてる。

「センセイを笑う」
高校のクラスには先生のモノマネばっかりやってるやつがいる。
勉強もスポーツも興味ないくせにセンセイのモノマネだけは手を抜かない。
休み時間にはクラスの前でセンセイをとことん笑いものにする。
「そんなにセンセイが憎いか」
「いえ。憎しみからモノマネは生まれません」
「なんでそんなにセンセイのモノマネばかりするのか」
「そこにセンセイがいるからです」
モノマネせざるをえないのだ。
センセイがおれにモノマネをさせるのだ。
なぜセンセイはそんなにモノマネをさせるのか。
そういうやつがセンセイになるのか。
センセイをやってるうちにそうなるのか。
ふだんはそうでもないがセンセイモードのときだけそうなのか。
わからない。
ともあれ、センセイたちを京都の旅館に泊めてみる。
センセイたちは裸になって、お風呂に入る。
裸になっても、センセイたちはお互いに「センセセンセ」と呼び合っている。
モノマネするやつもいないのに、やっぱりセンセイたちはセンセイ全開だ。
このたびは、そんなセンセイたちをこっそりと笑う。
センセイたちには許してほしい。
もしかしたらそれはぼくやあなただったかも知れないのだ。

なるほど。

この頃、なんとか自分たちだけの味のあるコメディが作れないかと思っていた。
みんな不器用で、とても上手なコメディができるとは思ってなくて、でもそれが逆に味にならないかと考えていた。上手ぶった演技は嫌いだった。
今回、再演にあたって、配役をすべて入れ替えた。
比較的やりやすい役をあえて避けて、難しいけどやることができたらオリジナルの配役よりおもしろくなるだろうというリスクをあえて冒してやることにした。

この作品は、スクエア初期の大変好評を得た作品です。
最近、若い劇団で、コメディをやってる劇団をときどき見に行きますが、彼らに負けないぐらいの衝動と野心をもって、ばかばかしくも楽しいコメディが作りたいと思ってます。

よろしければ是非。

posted by うえだいっけん at 08:01| 大阪 | 公演 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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